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人生100年時代、新しいキャリアの形を考える

プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術を読んで学んだことをまとめます。

キャリアとは

キャリアと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
学歴、職歴、昇進、資格、スキル...など、履歴書や職務経歴書に記載する内容を真っ先に思い浮かぶと思います。

プロティアンに書いてあったキャリアという言葉の定義は

職業経験のほかに、様々なライフイベントなども含んだ時間的な経過、個人の歴史性を含む

とされています。

つまりキャリアとは働くことだけを意味するのではなく、生きること全てを意味するのです。

生きること全てを意味するため、キャリアを考えることは人生を考えることに繋がります。

しかし、学生もビジネスパーソンも「自分自身のキャリア」について考えることが苦手です。

従来型のキャリア

なぜ「自分自身のキャリア」について考えることが苦手なのでしょうか?

それは従来型のキャリアに問題があります。

プロティアンでは従来型のキャリアを

昇進、昇格、収入、地位、権力、社会的安定などが右肩上がりに上昇するモデル

と定義しています。

これまで日本では一つの組織で勤め上げることで年功序列的に地位や収入が高まる環境となっていました。

そのため自分自身のキャリアについて思考停止しても、組織がキャリアを守ってくれると感じるようになっています。

さらに組織の中で成果を出すことに追われると自分自身のキャリアを見失ってしまいます。

自分自身が人生においてどのような活動をして、どのような特性や能力を伸ばしたかったのか見失ってしまう状態です。

そしてある時、組織の中で自分は何をしたかったのかわからなくなり停滞を感じ、働くモチベーションが低くなる時がやってきます。

この状態を脱却するために組織に預けてきたキャリアを自分自身に取り戻す必要があるのです。

これからのキャリア

これからのキャリアの形のポイントは3つあります。

  • キャリアとは個人が創造する者であり、組織が管理するものではない
  • キャリアに社会的成功、失敗はなく、仕事の報酬は目標が達成された時に得る「心理的成功」の獲得と意味付ける
  • 仕事には遊びの要素が存在するため生活との統合が可能

つまり組織の中でどのようにキャリアを伸ばしていくか考えるのではなく、個人として何を成し遂げていきたいかを探究していくことが重要です。

自分自身のキャリアにおける主役は自分自身です。
組織は個人が求める機会や場を提供するプラットフォームと考えます。

「組織の中」で捉えられてきたキャリアから、「キャリアの中」で組織を捉えるように認識を変える必要があります。

キャリアの認識を改め、自分自身をキャリアを創造する意志を決めることが、これからのキャリアを形成する第一歩となるのです。